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本質的な事


久し振りに会社の方のブログを書いています。

有り難い事に、今月は特にめちゃくちゃと忙しいです。

制作中の製品保管ラックもパンパンと言うより溢れているので色々と事務所行きです。

平日でも土日のように予約が入る毎日ですが、こんな時に気を付けたい事が2つあります。

「雑になる事」と「当たり前になる事」

正直気がついていても難しいので一生の課題だと思っています。

自分で言うのもなんですが、仕事に対して取り組む真面目度合いには自信がありますが忙しい時は結構気が付かない部分で雑になりがちな事もあります。

人間だからと言ったらそれっきりですが、サボっても自分に返ってくる事なので常日頃と気をつけないといけない事だと思っています。

先日、常連のお客様のお話でとても心に残るお話がありました。

お客様は美容業や飲食業を展開する経営者の方。

国内有数の名所に飲食店を出店されミシュラン取得されたのですが、ふとそのお店に立ち寄った際に帰り際、お客様にお預かりしていたコートを着せ付けしたらこんな事を言われたそうです。

「あらっ。ここのコートは冷たいのね。」

ん?

と言う感じだと思いますが、これは周りの一流店ではお預かりしている間にコートを暖めていて、お帰りの際に暖かいコートをお返しするというおもてなしが一般的だという理由からのようです。

正直、「凄いな・・・」と思いましたが、本質的なおもてなしという観点からするとそれくらいはやっていても普通なんでしょう。

ミシュランだったらそりゃそうだと思う方もいるかもしれませんが、経営者側として言われる前に気が付いて実行する事は簡単な事ではないと思います。

本を読んだり、人から聞いたりして自分が出来るつもりになってその話をそのまま言うのは簡単。

やるのは難しいです。

その経営者の方は、その足ですぐにヒーターを購入し改善されたようです。

一度も就職せず社会人経験が経営者から始まり、30年くらい経営されている本当の意味での職業が経営者の方です。

人それぞれ感じ方は違うと思いますが、30年近く経営されていてこれだけ謙虚にスピーディーに動ける姿勢が私には胸を打ちました。

まだまだその域にすらいけないですが、基本的な事を大切に小さく真面目にお客様に向き合い満足頂けるよう会社の経営をしていこうと思います。

まあ、こういった貴重なお話を聞ける機会があるのが現場に立って直接お客様と向き合える事の一つでして、この仕事を選んで良かったと心から思える瞬間でもあるのです。

いつも有り難う御座います。

株式会社odd | カブシキガイシャオッド

代表 野間

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